中古物件の内覧に行ってみた。【前編】

中古物件の内覧にいってみた1リノベーション
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リノベのモデルハウスを見に行った時にも、不動産スタッフのYさんと話す機会があり、いくつか希望に合う物件をピックアップしてもらうことになりました。

マンションにするか戸建にするか(それぞれの着眼点についてはこちら→戸建マンション)も同時に検討をしていたのですが、様々な面から考慮した結果、「僕たちが選択をするなら戸建かなやっぱり」とペソ子(妻)とも話していました。

※一番の決め手となったのは、マンションの場合に発生する管理費や修繕積立金や組合への加入が必要な点に面倒臭さを感じたことと、そして建物自体に対する決定権を持てないという点。手を加えたい時に自由に手を加えられる方が良いなぁということで選ぶなら戸建かな、との結論に至りました。

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プロローグ〜内覧に行く前に


内覧に行く前に事前に「○○のあたりに条件に合いそうな物件がございます」との情報は教えてもらっていたので、ネットで調べてドライブがてら近辺を下見しに行ってみました。車で該当物件と思われる場所の前を通る程度ですが。
(中古物件って、ネット情報を見ても正確な住所までは載ってないようでした。僕たちの済む地域だけなのかな?)


めぼしい候補として挙げてもらっていたのは2件あるのですが、事前にドライブしてみたのは一箇所。
市街地を離れた昔ながらの住宅街。奇しくも僕が通った小中学校の近くということもあって割と土地勘のあるエリア。築30〜40年の家が多い印象の住宅街です。

市街地(山を切り拓いてできた住宅街)ということもあり、どの家も土地が広い!90坪以上はある印象でした。
そんなエリアをウロウロしながら車で回っていると立派な門構えの売り家を発見。

↓イメージ的にはこんな具合の門。


立派な庭もあるようで、これはすごい!と若干テンションが上がりつつ、内覧を楽しみにその場をあとにしました。

いざ内覧へ。


当日はリフォーム会社さんの事務所で待ち合わせ、いざ物件を見に。
道中色々と裏話的なことも伺いつつ車に揺られて案内された一軒目は、予想通り下見で訪れた場所でした。
前述した立派な門にテンションが上がりつついざ中へ入ると、目の前にはゆとりのある広々とした玄関。

残念ながら写真がないのですが、なかなか立派な日本家屋という印象。
(今更ながら写真を撮らずに内覧をしてしまったことを後悔しています。内覧時はスタッフさんに聞いた上で撮影可能であれば様々な角度から写真を撮っておくことをおすすめします。)

空き家の見取り図|箱ライフ

間取り図はざっくりとこんな感じ。
とても立派なつくりです。
築年数は三十数年。

キッチンとリビングは当時最先端だったであろう洋室な雰囲気を持っていて、一方で広々とした和室や縁側は純日本風なつくり。池もある和風庭園のような庭まであって、正直予算内でこんなに立派な物件が候補として挙がってくるとは思ってもいませんでした。

中古物件、おそろしや。

ただやっぱりあちこち修繕をしなければならなそうなのは否めません。
フルリノベーションをできるのであればあまり気にならないのですが、家自体が大きいのでフルで改装を入れるとなると予算もなかなかかさみそう。
となると残すところは残しつつ、本当に修繕が必要なところに手を加えていくようにします。


ということで、内覧をしながらどんなところに手を加えていくかを考えてみました。

外構編

まずは外構から。
玄関は立派ですし、外観も良い状態で残っています。塗装剥がれや老朽化での劣化も目立ったところには見受けられません。ということで建物自体には特に手を加える必要はなさそう。
ただ一点、どうしても避けて通れない問題が駐車場。
この物件には、ブロック塀で囲まれたシャッター開閉式の車庫がついているのですが、残念ながら停められる台数は一台。
サイズ感も一昔前の車のサイズを想定してつくられているので、入れられるのはコンパクトなミニバンくらいまででしょうか。ここにはペソ子の車(軽ハイトワゴン)を停めるとして、問題は僕の車。
このままでは停めることができないので駐車スペースを確保しなければなりません。近隣に月極の駐車場は見当たらないので、どうやら庭を切り崩して駐車スペースを新たに設ける必要がありそうです。

前述の通り立派な庭があるのですが、その庭を切り崩して駐車場にリフォームするとなると、大きな岩や植木・残土の処分など、立派な故に予算がかかりそうとのことでした。(スタッフのYさんの見立てによると200〜300万くらいは見ておいた方が良さそうとのこと。むむむ。)

内部編

水回り


まずはキッチン、お風呂、トイレといった水回り。
このあたりはすべてリフォームする必要がありそうだと感じました。特にトイレはとてもきれいに保たれてはいるものの、もともと和式だったものに後付けでカバーをつけて洋式に換装している形だったので、入れ替えは必須となりそうです。
まぁどちらにせよ水回りについてはどんな物件にするとしても(基本的には築古物件を選んでいるので)、よほどのことがない限り水回りはすべて入れ替えるつもりでいます。

キッチン、リビング


今風のLDKではなく、完全にキッチン(台所)とリビングダイニング、というように区切られている作り。
ここは壁を抜いてひとつのLDKに変更したいところです。というのもポコ(娘)がまだ小さいので、ペソ子がキッチンで過ごす際に目の届く範囲にポコの姿がある状態を作っておきたいとの想いがあるので。個人的にもLDKが一体の方が広々と感じるので望ましいです。
あとこの物件に関して言えば、やはり“当時の洋室”といった作りなので見た目が好みじゃないという…苦笑。
インテリアでどうこうできるものじゃなさそうだなと感じたので、スケルトンリフォームをかけたいな、と。

和室、縁側


おそらくここが居間兼寝室となっていたであろう約10畳×2の和室。
日当たりもよく、広くて清々しいです。この家に住んだらここでポコが駆け回ったり器械体操をしたり、ダンスを踊ったりするんだろうなぁと妄想も膨らみます。(笑)
休日にはそんな姿を眺めながら縁側でビール。縁側から足を投げ出して七輪で焼き肉なんてのも良いな。(#縁側が大好き)
畳の状態もふすまの状態も良さそうだったので、妄想を膨らませまくってたこのエリアはノータッチで良さそうです。

2F洋室×2


2Fには洋室が2部屋。
ここもまた古い洋室というのが率直な感想。残念ながら「レトロで素敵!」とはならず、老朽化しているなぁとの印象がまず先にきたので、これらの部屋はしっかりと手を加えたいところです。
壁紙を変えて床を張り替えたらとても大きく印象が変わりそうなポテンシャルは秘めていました。

その他


最後に全体で。(ここが我が家にとっては一番大事な点で、予算もかかるところ。)

やはり築年数がたっている古い物件なので安全基準や断熱性能は現代の建築よりも低いのが現状です。
一度内壁を剥がしてみないとわからないところではあるようですが、耐震(免震)補強や断熱材の追加等が必要そうです。
特にこの物件は瓦屋根なので重さもあるため、少なくとも1F部分には全部耐震補強をしたいなぁと感じました。
屋根が重いとペシャーンと潰れるリスクは高まるようなので。(瓦屋根の家って格好いいんですけどね。)
僕たち家族にとっては、安心して暮らせることがなにより大切です。

立地面の想像も大切


内覧をしながら、同時にしっかりと見ておきたいのが生活環境。
公共交通機関等のインフラ面や、スーパーやコンビニ等の買い物の利便性。あとは病院や治療院といった医療関係の面。もちろんポコの通うことになる小中学校までの距離や、通学路の安全面。向こう数十年暮らす場所となるので、こういったところはしっかりと踏まえた上で検討したいところです。

この物件があるのは閑静な住宅街。
ですがもともと雑木林だったおだやかな山間部を切り拓いた土地のため、少し足を伸ばせば鬱蒼とした雑木林が残ってたりします。
バスも走ってはいるものの、バス停まで徒歩5分強でバスの本数は1時間に1本あるかないか。
コンビニやスーパーまでは車で5分。
静かで暮らしやすそうな反面、将来車の運転ができなくなった時のことを考えると若干の心許なさを感じたりもします。


このあたりの将来まで考えた上での立地面の利便性と、リフォームの範囲(予算)を踏まえながら検討しつつ、1件目をあとにしました。

少し長くなってしまったので、2件目の内覧についてはまた次回で今日はここまで。

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