DODフカヅメカンガルーテントSを買ってみたらサーカスTCDXのインナーにぴったりそうでした。

DODのフカヅメカンガルーテントSのレビューアウトドア用品
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リノベ記事がまだまだ途中ですが、本日の記事はキャンプ…というかテントのお話です。

プロフィールでも少し書いている通りアウトドアが好きでして、キャンプも初心者ながらに嗜む程度に楽しんでます。
そんな我が家の保有しているテントは、知人から安価で譲ってもらった超ド定番のスノーピークアメニティドームM。
ソロキャンでもアメドMを使っていることもあり、もう少し手軽(かついい感じの)ソロ用の幕が欲しいなぁと思いながらせこせことお小遣いを貯める日々だったのですが、
つい先日、ずっと気になっていたサーカスTCDXを手に入れることができました。

購入時の自分への言い訳は「ファミキャンでも使えるし!」です。笑

サーカスTCDXはこんなやつです。 tent-Mark DESIGNS公式サイトより



サーカスTCDXは正規価格では最近はWILD-1のオンラインストアでしか販売されてなくて、入荷されても即完売となってしまうほどの人気っぷり。

2021年4月の入荷時にはまさかの早朝3〜4時頃の入荷ということで多くの方が涙を呑んだのではないでしょうか。自分もその一人。
2021年7月の入荷はお昼だったということもあって、お昼休みにポチッとすることができました。
(7月中旬の入荷…との案内でしたので、その近辺は朝昼晩と1日3回、時間が空いた時にはオンラインストアの販売ページをリロードしてました。笑)

ーちなみに、「入荷案内の連絡を受け取る」の登録をしていましたが、その通知メールが届いたのは自分が購入した2時間後くらいで、通知メールに記載のURLからサイトへと飛んでみたら「完売しました」と表記が。
通知メールは登録した順の送付みたいですので、どうしても手に入れたい方はそればかりをアテにしすぎない方が良いのかもしれません。


こうして我が家に2張り目の幕として(またしてもド定番の)サーカスTCDXがやってきたのですが、
キャンパーさん達ならご存知の通りサーカスTCDXはシェルタータイプの土間スタイルな幕。
なのでインナーテントがありません。言うなればただの布一枚。(TC素材なので布と表現します。)

虫のいない気温が低い時期ならコット寝でも全然問題ありませんが、虫がいる暑い時期はやっぱりそれでは厳しいので、サーカスはカンガルースタイルで使いたいなぁと考えてはベストなテントは何だろうかと検討を続けていました。

※カンガルースタイルとは、テントやシェルターの中に寝室としてソロ用や小型のテントをINするスタイルのことです。


で、前置きが非常に長くなってしまいましたが、ここからが本題。
アレやコレやと検討しているうちにDODのフカヅメカンガルーテントという商品を見つけ、そのルックスに一瞬で心を奪われて購入をしました。
ということで!試し張りをしてみたファーストインプレッションをレビューしたいと思います。
果たしてサーカスTCDXのインナーテントとして、フカヅメカンガルーテントSの実力はいかに。

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フカヅメカンガルーテントSを試し張りしてサーカスTCDXとの相性を考える。


届いて早々に、殺風景すぎる庭で試し張りをしてみました。


(ちなみにこの庭もいずれ整備していく予定でいるので、その様子はまたこのブログやYoutubeにアップしたいと思います)

DODのフカヅメカンガルーテントSの収納袋

まずはこちらが収納袋。
このDODのフカヅメカンガルーテントは、現時点ではSとSSの2サイズが展開されているのですが、僕が購入したのはSの方。大きな方です。大きな方といっても収納サイズはコンパクト。
サイズ感は公式の方にお写真があったのでそちらをご覧ください。↓

収納袋の柄は片面が前述の写真のようなうさぎちゃんロゴで、もう片面がFUKADUMEの英字表記となっています。

フカヅメカンガルーテントSの収納サイズ
DOD公式より
フカヅメカンガルーテントSのコンプレッション機能


なにげに嬉しいポイントはこのコンプレッション機能。
ギュッとすることができるので、コンパクトな収納袋がさらにコンパクトに。
袋自体は余裕がある作りをしているから出し入れしやすいなぁと感じましたし、そんな風に余裕をもった作りになっていてもこの機能のおかげでキュッとスリムにできるので、小さくまとめられてすごく良いですね。

ちなみにこの幕自体はフロア以外はコットン100%ですが(フロアはポリエステル)、収納ケースはポリエステルでした。しっかりとした作りです。 

メッシュ時の外観


 
キャリーバックの話はさておき、さっそく試し張りしてみた様子がこちら。じゃーん。

DODのフカヅメルーテントをブログでレビュー

斜めから↑と、
正面から↓

フカヅメカンガルーテントのレビュー
※すぐ撤収のため、ペグ打ちはしてません。


コットン100%の風合いがまるで欧州のビンテージテントのようで、とても良い雰囲気を醸し出してると思います。(言い過ぎ?笑)
あと個人的にはこの茶系のツートンのカラーリングがとてもとても好き。こんなカラーリングを待ってました。
サーカスTCDXのサンドカラーとの相性もピッタリなのではないでしょうか。


構造は前方と後方に大きな出入り口。
メッシュになるので風通しが良く、中にいても心地良かったです。
この日は30℃オーバーで湿度も高かったのですが、これだけ大きくメッシュが開いてるおかげで風も抜けるので過ごしやすそうな印象を受けました。
もちろんフルメッシュなインナーに比べたら熱がこもるので、風がないとそれなりに暑いです。

ベンチレーターなんかはありませんが、通気性が良さそうなコットンなのであまり気になりませんでした。(おそらく寝るだけのスペースですしね。)

DODフカヅメテントのレビュー

こちらが横から。
向かって右側が正面で、左側がフカヅメのネーミングの由来(となっていると思われる)のフカヅメ部分。
おそらく「深爪」ではなく「深詰め」なんだと思われます。
シェルターテントの奥深くまで詰められる的な意味かな。

確かにこの傾斜ならデッドスペースが少なくなりそうですし、親カンガルー(テントやシェルター)ギリギリまで寄せることができそうですね。

サーカスTCDXのようなモノポールテントだと中央にポールがあるので、尚更その恩恵を享受することができそう。

(公式の説明がわかりやすいので一応載せておきますね。)

DOD公式より

 

ワッペンの下のチャックは、電源コンセントを引き入れられるギミック。
電源サイトを利用すれば冬キャンプで電気毛布なんかも使えますね。


正面右側にはワッペンでロゴ。
カラーリングに加え、このワッペンロゴが購入の決め手でもありました。

というのも、これは完全に個人の好みの問題なのですが、DODさんの製品はとてもクオリティが高くてお手頃価格で(それこそドッペルギャンガーの頃から愛用しているものもいくつかあります)、
コスパ最強なのはありがたい一方で、どうしてもロゴの主張が強いなぁと感じることが多くて(サイズとか場所とか。)選択するのを躊躇してしまうんですよね。。。苦笑


このテントに出会う前は、ワンタッチカンガルーテントを検討したりもしてたのですが、サイドにプリントされたロゴの主張に気圧されてしまっていました。
※ワンタッチ式のテント自体はとても良いですし、おそらく製品も良いものだと思います!(別メーカーのワンタッチを所有し、サンシェードとして使用してますがとても楽で素晴らしいです。)
 
 

そんなちょっと主張の強めなDODのうさぎロゴが、小さく、さりげなく、しかも欧州のビンテージテントのようにワッペンで縫い付けられてるというファインプレー。やりましたねDODさん!(いや何様だ)

このロゴの部分コットン素材カラーリング、これらがあることで個人的にはワンタッチよりも手間と価格がかかっても買う価値があると判断しました。
ちなみにDODのうさぎロゴを初めて見た妻と娘は「可愛い!」と言っていて好評でした。



↓画像で比較として挙がってるのはこちら。価格と手軽さを重視するならこっちですね。


広さの所感

フカヅメカンガルーテントの広さ


子供ってテントみたいな狭い空間、好きですよね。笑
試し張りしてたら娘が邪魔しに寄ってきました。


娘が寄ってきてくれたことで気がついたのですが、出入り口が下部方向へ巻き込んで開けるタイプなので、
お座敷スタイルだと靴の脱ぎ履きをする時にちょっと煩わしさを感じるかもしれません。
特に小さな子供だと、靴の脱ぎ履きの際に高い近い確率で足裏で踏みつけてしまうorおしりで踏んづけてしまうと思います。
コットやエアベッドで段差があると煩わしさは感じないかも。

あと写真のように小さい子どもってこういうメッシュに顔をくっつけますよね。笑
汚れた手で触ったりとかも。
そういう意味では、黒いメッシュは汚れが目立たなくて良いなぁと思いました。
 
 

フカヅメカンガルーテントSの中の様子とサイズ感

中に入って寝転がってみるとこんな感じのサイズ感です。
166センチ58キロの自分には余裕がありすぎるほどの広さ。窮屈感は全くありません。

今、僕のキャンプでの睡眠スタイルはハイランダーさんが販売してるエアベッド(Wサイズ)なのですが、フロアサイズ的にもほぼジャスト。
かつ、開口部が広いので出し入れもストレスなくできそうです。(今度試してみます。)

ハイランダーのエアベッドはこれです。エアベッド結構良い感じです。



ソロなら余裕を持って快適に、カップルやご夫婦などゼロ距離で寝られる関係でしたらデュオでもイケますね。
あとは父子キャンプや母子キャンプとか。

フカヅメカンガルーテントの中
右奥に見えるお化けなシルエットは覗き込もうとする娘です。笑


フルクローズした内側の様子はこんな感じ。
幕の色が明るいのでフルクローズしても暗さは感じません。

また、特殊な形状なので圧迫感とかあるかな?なんて思ってましたが、側面がまっすぐ立っているので、圧迫感は全然ありません。むしろちょっとゆとりがありすぎてSSの方にすれば良かったかななんて思うほど。
幕色が明るい分、広く感じるというのもあるのかな。


寝るのはもちろん着替えたりするにも余裕がある広さなので、逆に、狭い空間の方が落ち着く〜という方にはSSの方が良いんじゃないかなぁと思います。コット一つおければOKという方にも。
自分も最初「広っ!思ってたよりデカっ!」と感じましたので。


フカヅメカンガルーテントの内部

このあたりは公式にも記載のあるスペックなので改めて記載する必要もないですが一応、側面下部と側面上部にはメッシュポケットがあるのでメガネやスマホなどの小物を入れることができますし、上部にはランタンフックが二箇所ついてます。
 

フカヅメカンガルーテントSのフルクローズ


フルクローズした外観。
メッシュは外側、フルクローズにできるフラップの部分が内側という構造なので、
メッシュ⇔フルクローズを内側から変更することができますね。

気になった点

ファーストインプレッションとしてはかなりポジティブな印象を受けたテントで、試し張りをしただけの今の時点でデメリットはほとんど感じられませんでしたが、
敢えて気になった点をあげるとすると以下の4点でしょうか。

①グランドシートがない

この記事を書いてる2021.8.3現在、専用のグランドシートは見受けられませんでした。
もちろん付属もしてません。ワンタッチカンガルーテントの方には付属してるみたいですね。

フロア耐水圧は5000mmと安心感のある数値ですが、底部の汚れやヘタリが気になる方は別途グランドシート代わりのものを用意する必要がありますね。僕は安定の安価なブラックシート(ブルーシートの黒いやつ)です
 

②設営や撤収時にそこそこスペースが必要

テントの設営はとてもシンプルで、初めての設営でも5分強くらいでした。さすがにワンタッチテントほどの手軽さはないものの、設営自体は初心者でも難なくこなせそうです。
ただ、最初にポールをフロアにかましてテンションをかけるという工程には慣れが必要。
というのもポールが意外と長いので、(不慣れだと)周りにビュンビュン跳ねまくります。
狭いスペースで組み立てしようものなら周りの人やモノへ損害を与えかねません。このあたりは注意が必要そうですね。広いスペースで設営しましょう。

ポールのグロメット部分はしっかりとしてるので、組み立てた後の移動は問題なさそうでしたよ。

〈追記〉慣れたら5分もかからなくなりました。サーカステント内での設営も、テント設営に慣れてる方であれば問題なく設営可能だと思います。※個人の所感です
 

③単体での使用は想定されてない

名称から見て、そりゃそうだよって話ですが。笑
コットン100%の素材のものは初めてなので他との比較は難しいのですが、所謂コットン幕と比べたら、こちらのテントは薄手なんじゃないかなぁと思います。インナーですしね。
なので、雨に降られたらなかなか厳しそう
フライシートもありませんし、単体で使用したい場合にはタープで過保護張りをした方が良さそうです。

ピクニックやデイキャンプのサンシェードとしてなら、天候に不安がなければ大丈夫そうかな。
ただし前述の通り組み立て時にある程度のスペースを要するので、
そのあたりはワンタッチタイプやポップアップタイプに分がありますね。
 
[追記]フカヅメフライなる後付のフライシートが販売されました。
 

④(他のカンガルーテントに比べて)値段が高い

そもそもキャンプ用品って値段が高いものが多いですよね。
昨今のキャンプブームも相まって、なんだか総じて価格が高騰しているようにも思います。

ただ、その一方で、コスパの高い安価な製品も増えました。
ブランドにこだわらなければ1万円出せば買えるようなソロ用のテントもあるこのご時世に、インナーテントに1万円台後半の価値を見出だせるかどうか。(オープン価格なので変動ありますが、2021.8月現在税抜¥16,000となっってます。)

このあたりは価格と価値の話ですので人それぞれですが、お小遣い制のお父さん方にはなかなか強めのボディブロー

夫「ねぇねぇちょっと買っても良い?」
妻「いくらするの?」
夫「1万円台後半ゴニョゴニョ…」
妻「…!? お小遣いでやりくりするんなら良いんじゃない。」
夫「…ですよねェ…。」
ってなりますね、たいていのご家庭では。

高すぎて手が出ない…というほど高額ではないけど、かと言って気軽にサクッとポチれる価格でもないというなんとも絶妙な金額だなぁと感じました。笑

…値段の表記だけをみるとやはり高いですね。

買って損のない満足度の高いテント

と、敢えて気になる点も挙げましたが、個人の感想としては価格に見合うとても満足度の高いテントだと思います。
ビンテージなコットン幕への憧れが強かったから余計にそうなのかもしれません。

特にサーカスとの相性は抜群(だと思われ)!
カンガルースタイルのテントをお探しの方、候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

早くこれをサーカスTCDXにインしてキャンプに行きたい…!
(でも真夏は暑いから、涼しくなってからかなぁ。。。)

※尚、現在購入できるのはDODオフィシャルのオンラインストアのみのようです。
amazon等では非公式での販売みたいですね。やや価格高騰気味。

フカヅメカンガルーテントSのサイズ感

最後に一応スペックも載せておきます。
画像はどちらもDOD公式より。

フカヅメカンガルーテントSのサイズと耐水圧
フカヅメカンガルーテントSとSSのサイズの比較

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