以前の記事でも記していたように、我が家はフルリノベーションではなく半リノベーションです。
壁を抜いたりレイアウトを変更したりという所謂スケルトンな「リノベ」を行ったのは生活を主とする1FのLDK部分のみ。
それ以外はもとの構造のまま床だけ変えたり、壁を張り替えたり等の「多少手直しをする」程度にとどめました。(2Fにある和洋2部屋にいたっては現状のまま渡し)
理由は以前の記事でも書いたような気がするので細かくは書きませんがただただ単純に予算を抑えるため(当時住んでいたアパートと家賃と同等の支払い額に設定しました)に、限られた予算をLDKに全振りしたから。
このあたりの予算の割り振りや部材のセレクトについてはお願いをした業者さんに一括で全任せしていたのですが、多少見聞が広がって知識がついてきた現在となっては色々と交渉したり予算の振り方を見直したりする余地もあったなぁなんて思ったりもしますのでそれはまたいつか記事にでもしてみます。
そんな理由もあって、手を加える必要がなさそうなところは「素材の魅力を活かす」と自分に言い聞かせながら軽微な手直しに留めたわけですが、そんな中どうしても少しでも改善したかったのが階段でした。
だって古い家の階段ってなんか暗くないですか?
明るくするために壁を変える
どのくらい暗い印象だったのかがわかるように手を加える前の階段の写真を探してみたのですが、どうやら階段だけのビフォー写真は撮っていなかったようなので、左側にチラリと写っているこちらの洗面所の写真でご覧ください。
ご覧の通りの色の濃い床材に、古さを際立たせる薄汚れた木目調プリント合板の壁面。
登った先に見える折返し部分の先に窓があるのでそこからの採光はあるものの、北向き窓のため清々しい光がたくさん入ってくるわけではありません。
写真で見ると「んーまぁ確かにちょっと暗いよね」程度に感じるかもしれませんが、露出を上げて写真を撮っていたこともあるので、実際にはもっと薄暗く陰気臭さが漂ってました。
壁面を白くするだけで見違える
ということで見出しがもう既に結論なのですが、その昔実家のリビングの壁をペンキ塗りしたことがありまして。真っ白なペンキを塗りたくっただけだったのですがそれはもう別の部屋かというくらいに見違えるほど明るくなったんですよね。
その時の経験からこの階段エリアは壁を白くするだけでもきっと十分明るくなるという確信があったので、そのようにしたいと設計士さんへ相談し、比較的安価で質感の良さそうなクロスをチョイスしてもらいました。
その後現場へ遊びにいってみると、下地として木製の厚みのある合板?のような部材が壁に貼られていました。
既存のプリント合板の上にそのままクロスを貼るのかと思っていたので、壁が新しくなったのは嬉しい誤算。
やはり新しい部材が追加されると安心感も増すような気がしますね。
ちなみに、真ん中に見える、上下を分けるような装飾はなんとなくクセがあって可愛らしいとの妻の意見を採用し、そのまま残しました。
結果、こちらもアクセントとなって良い塩梅に。
で、アフターが以下です。
ご覧の通り、古くてジメジメした印象だった階段から一変してまぁそれなりに見られる程度にはなりました。
構造は変えてないため採光は以前のままなので、薄暗さが拭えきれてないのは正直なところですが、それでも低予算でぐっと印象が変わりました。
吊り下げてある裸電球は漁船用ランプなるものです。
これは狙ったわけではなく、キッチン用に…とカタログから選んだら想定していたサイズよりもずっと大きくキッチンには使えなかったので階段へと追いやられてきた格好です。
漁船用だということも届くまで知らず(設計士さんも)、一同で笑いました。(同じものがトイレにも設置されました)
白壁になるとアートも映えますね。
この「何らかの意味を持った何らかの抽象画」は娘が1歳の頃にはじめて絵の具で遊んだときのもの。大きな模造紙に描かれたものを切り取って額に入れてみたらどことなく良い雰囲気になりました。
娘による処女作というだけでどんな著名なアーティストによる作品にも勝るアートです。えぇ、俗に言う親バカです。
話は若干それましたが、限られた予算の中で印象を変えたい、という場合には壁紙を変えてみるのがおすすめ。
長くなるので割愛しますが、色による心理効果などもあるので、持たせたい印象や状況に合わせて壁紙をチョイスすてみるのも良いのではないでしょうか。
ペンキ塗りでの色変更も、比較的ハードルの低いDIYなのでアリかもしれませんね。
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