せいろのある暮らしを検討してみる。

せいろのある暮らし道具たち
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9月に入った途端に一気に肌寒くなりましたね。
このまま夏が終わってしまう寂しさがあると同時に、秋冬ならでは暮らしが楽しみにもなっている今日このごろ。

30代も折り返し、アラサーからアラフォーへと移ろいだ中で「季節ごとの暮らしを楽しむ」ということへの意識が強まってきています。

そんな季節の変わり目のこの時期に、我が家で「欲しいよね」と話題に挙がっているのがせいろ。
漢字で書くと蒸籠。その字の通りの蒸し器です。

ホームセンターや雑貨屋さんへ立ち寄るたびに目ぼしいものは無いかと調理道具のコーナーを物色してはいるものの、なかなか現物が置いてないんですよね。
無いとなる一層欲しくなるのが人の常。
積み重なるせいろ欲が今にも爆発しそうでいてもたってもいられないので、そんな気持ちを整理するべく、ブログの記事にしてみたいと思います。

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蒸籠(せいろ)が気になる理由

肌寒くなったし温かい点心が食べたい

皆さんは、蒸し器で最初に連想するものは何でしょうか。僕は断然肉まんです。
冬、コンビニで買い食いをした学生時代が懐かしく、今でも寒い時期にはよく買ってしまいます。(あんまんもなかなか捨てがたいですよね。)

そんな肉まんを始めとした点心を家でも本格的に楽しみたい。それが一番の大きな理由でしょうか。

もちろん今の時代、レンジでチンすれば簡単に楽しめるチルド品も多く美味しいですが、わざわざせいろで蒸すという所作を挟むことでより一層美味しく楽しめるんじゃないかと。
焼売なんかもレンチンよりも美味しそうな雰囲気があるじゃないですか?……というのは僕だけでしょうか。笑
小籠包なんかを作ってみるのも良さそう。

せいろで蒸す小籠包

蒸し料理は健康的で美味。そして簡単。

一般的に料理法によるカロリーは、

蒸す → 煮る → 焼く → 揚げる

の順で高くなります。
※あくまでも加熱調理法だけの比較です。

また、蒸し料理は蒸気の力でやさしく火を通すので素材のもつ本来の良さと旨味をしっかりと引き出すことができます。
水分も飛ばないのでしっとりふっくらですし、なによりお腹周りに脂肪を蓄えはじめた中年の自分にとっては、油を使わないという点がとても魅力的です。

入れて水をはって火にかけるだけ、というのもとても簡単で良いですよね。

映える(見た目が良い)

なんとも頭の悪そうな理由を挙げてしまいました。笑
でもこれはSNS映えする…とかそういうことではなくて、気に入った道具を使ったり目にしたりすることで得る満足感が心の健康にも非常に良いという意味です。

蒸したらそのまま食卓に並べるだけで画になりそうですし、
それだけで食卓も華やかに。
せっかく家族が揃う食事の時間ですから、華やかな食卓で楽しく過ごしたいなぁと思うわけです。
(決して今がそうではないという意味ではなく…)

まぁインスタやYoutubeのことも含めていないといえば嘘になりますけれども。笑

中華せいろと和せいろ

そもそもせいろには中華せいろと呼ばれるものと和せいろと呼ばれるものとの2種類があります。
何を今更そんな当たり前のことを…と言われてしまいそうですが、一応簡単な特徴を記しておきたいと思います。

中華せいろ

中華せいろ
画像はzuttoさんよりお借りましした。

一般的に家庭で使われている、所謂「せいろ」が中華せいろです。
前述の肉まんやシューマイ、小籠包などの点心や蒸し野菜など、幅広い調理がしやすく、重ねて使うことができます。そのまま食卓に並べても映えますね。

直径の大きさも種類が豊富なので、用途に応じて選択できますね。

和せいろ

和せいろ
画像はうつわと暮らしの雑貨なかうえさんより

一方の和せいろは、中華せいろよりも少し深め。
おこわを作ったり、芋を丸ごと蒸したりしやすい形状です。
かまめしの蓋のような重みのある蓋がしっかりと蒸気をとじこめるので中華せいろよりも蒸し時間が短くて済む一方で、蒸気が逃げにくい分結露しやすいので、布巾をかけたりなどの一工夫が必要です。

蒸し板があると便利

せいろで蒸し料理をする際にあると便利なアイテムが蒸し板
せいろとお鍋との間にかませる、アルミやステンレス製の穴の空いた丸い板。

この蒸し板を使うことで、せいろとお鍋とのサイズが合ってなくてもせいろを使用することができます。
恥ずかしながらこのアイテムの存在を今日まで知らず、鍋のサイズにピッタリ合うサイズのせいろを買う鍋もセットに買わなきゃいけないのかななどと勝手に思い込んでいて、せいろ購入へのハードルを高くしてしまっていました。

せいろの蒸し板
北欧暮らしの道具店さんより

蒸したいものを妄想する

前述の通り、肉まんをはじめとした点心を蒸したい、という想いがあるものの、さすがにそれだけのためにせいろを導入するわけにもいきません。
我が家は狭い家のため収納スペースには限りがあるので、できるだけものは少なくしたいところ。そうなると道具に求めるものは汎用性の高さだったりもするわけです。

そこで、せいろを使った蒸し料理にはどんなものがあるのかを調べながら、せいろのある暮らしを妄想してみることにしました。

温野菜

点心の次くらいに定番の温野菜。
適当に切った野菜を蒸すだけです。簡単、そしてヘルシー。栄養も逃さずいいことづくしですね。
野菜全般なんでもいけそう。

じゃがバター

寒い冬に新じゃがで作るホクホクのじゃがバター。
心もお腹も満たされること間違いありません。

白菜と豚肉のミルフィーユ

見た目も楽しめる鍋料理として地位を築いた白菜と豚肉のミルフィーユ。これ、蒸し器でもできそうじゃないですか?

フランス蒸しパン

なにやら、硬いパンも蒸すことでふっくらと楽しめるんだとか。
二段使って、下の段で野菜、上の段でフランスパン、なんて蒸したらそれだけで優雅でヘルシーな朝食の完成です。
夢のオシャレモーニング。

ソーセージ

なんだかパリッとジューシーなソーセージになりそう。
ドイツではキャベツと一緒に蒸す料理もあるみたいですね。おつまみに良さそう。

…おそらく何を蒸しても美味しい

はい、これに尽きると思います。
今までせいろと対峙する(意識を向ける)ことが無かったから知らなかっただけで、可能性は無限大なんですよね。
これはどうやら汎用性が高そう。

ということで、アマゾンパトロールを繰り返してピックアップしためぼしい品を記しておきたいとも思います。
本当なら現物を見て選びたいところなのですが、ホームセンターやショッピングモール、スーパーなどあちこち見てみたんですけど、案外置いてないんですよね、せいろって。
横浜中華街とか浅草合羽橋とかに行けばありそうだな。早く自由に往来できる日常がやってくることを願うばかりですね。(目下首都圏を中心に緊急事態宣言中)
 

めぼしいせいろをピックアップしてみた。

ということでアマゾンパトロールの末、以下のものが良さそうなんじゃないかと感じているのでご紹介しておきたいと思います。

酒井産業 蒸しセイロ

酒井産業のせいろ

酒井産業ブランドとなっているせいろ。
サイズは21cmと26cmの2種
材質は杉、竹、桃皮となっています。

おそらく長野に拠点のある酒井産業株式会社という木工製品を扱う会社の取り扱いかと思われます。
(もしこれをご覧になった関係者様で「違うよ!」という場合がございましたらコメントやお問い合わせにてお教えください。)
気と竹の文化を大切にしながら伝統の技術を活かし、「木育」や「室内環境の木質化」に積極的に取り組んでいるようで、子ども向けの木工玩具などを取り扱ってるみたいですね。
アマゾンの詳細表示に原産国は中国となっているので、商品を卸して販売されていることと思われますが、木工製品を取り扱う企業が扱っているものならきちんと選んでいるでしょうし、そこまで品質が悪いものではなさそうです。
アマゾンレビューも良いものばかりでした。(それが逆に不安になったりすることもありますが。笑)

製品は本体一段と蓋の部分のみで、本体のバラ売りを見つけることができなかったので、本体部分を追加したい場合は同サイズの他製品を選ぶしかなさそうなのが難点。

ウメザワ 木製中華せいろ 2段

ウメザワのせいろ

ウメザワというブランドの中華せいろ。
サイズは18、21、24cmの3種展開。
材質は杉と竹で、同じく生産は中国となってます。
こちらはさきほどと違って最初から本体が2段ついているので、追加購入のの煩わしさがなくて良さそうですね。2段欲しい方におすすめ。
ブランドのウメザワについては、正確な情報は掴めませんでしたが、各種ECサイトでそのブランド名は見かけました。まな板やカッティングボードなんかを扱っている卸商社でしょうか。
こちらもレビューに酷評は見受けられませんでした。

 

パール金属 中華せいろ 和の里

パール金属のせいろ

こちらはパール金属のせいろ。
中華せいろと銘打っておきながら和の里というとっ散らかったネーミングはさておき、パール金属株式会社という歴史も規模の大きな会社が扱っています。
キャンプ好きの方には有名な鹿番長ことCAPTAIN STAGの親会社(もともとはパール金属自体が事業としてCAPTAIN STAGを展開していました)です。
レビューを見てみるとなるほどCAPTAIN STAGね、と(ある意味で)納得するものが多く、初心者向けのお試し製品として高いコスパを誇っているようです。
一方で製品には当たり外れがあるようで、数回の使用で壊れてしまったというものや最初から割れている…といったものも見受けられました。このあたり、一番レビューとしての信憑性が高めです。

サイズ展開は18〜27cmと豊富で、価格としても手を出しやすい価格。お試しで考えるなら良いかもしれませんね。
段数は1段
材質は天然木・天然竹となっていて、一部ボカされてる感が否めません。生産はこちらも中国。中華せいろというくらいなので、基本は中国なのでしょう。

サイズ展開が多いです。

XWBD 竹蒸し器

竹蒸し器

価格が非常に魅力的だったのがこちら。
XWBDというブランド?の竹蒸し器なる商品。
XWBDという謎すぎるブランド名、軽く調べた程度では販売元の企業はおろか生産国の情報を得ることができず、ブログで紹介するのも些かどうかとも思うのですが、2段セットでこの価格という点が魅力的で候補から外せずにいます。前述の鹿番長(パール金属)同様に、お試しには良さそうです。
(XWBDでは他にもステンレスの蒸し器や寸胴鍋等のキッチン用品を多く扱っているみたいですね。)
レビューは1件、自然素材でしっかりと作られてるとのこと。
自分も(写真を見る限りでは)接続部分の作りが良いアクセントになっていてデザインは好みです。
いや、まぁせいろなんてざっくりとした見た目はどれも似たようなものなんですけどね。細部が…気になる性分なのです。

照宝 杉上製せいろ 蒸し板セット

照宝せいろ
照宝オンラインショップより

照宝という横浜中華街にある調理器具の製造販売を手掛ける企業のせいろ。
こちらの製品は材質、サイズが豊富で、実店舗もあるので手にとって確かめることができるみたい。
(こんなご時世で無かったら今すぐにでも横浜に向かってしまいそう。)
杉・竹・白木・ヒノキなんかがあるようですね。
2段あってアルミの蒸し板もついてるセット販売と単品売りから選べます
10年前くらいのデザインな自社ECサイトが良い雰囲気をまとっていて個人的には好きです。
(ただ、HTTPS化されてないサイトでの買い物は少し怖いですね)
オンラインストアはこちら
 
 

 

妄想はつづきそう


色々と見ていく中で、和せいろは難易度的にも価格的にも少々ハードルが高いと感じて検討から外したので、今回ピックアップしたものはすべて中華せいろとなりましたが、
お手頃価格のものをお試しで使ってみるか、思い切ってこだわりの逸品を手にとってみるか。
そんなことを含めて、道具を使っている姿を妄想する時間もまた、なかなか楽しいものですよね。

冬が来る前には、せいろのある暮らしを楽しみたいなと思いつつ、妄想はまだまだ続きそうです。
 
 
 
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