リノベーションと聞くとどのようなことが思い浮かぶでしょうか。
僕が真っ先に浮かぶのは、ぶち抜かれた壁です。
昔の構造の台所と居間との間の壁を取っ払ってひとつの大きな空間にする、まさにリノベの醍醐味のようなアレです。
そして可能であればそれをやってみたい!という想いを強くもっていました。
内覧のために物件を回ったときにも「ここの壁、抜けそうかなぁ」という点を結構大事にしていたのはここだけの話。
念願、叶う。
この家をリフォームするにあたって、抜けそうな壁が一箇所あったので、迷わず抜いてほしいと設計士さんにオーダーしたところ、
「構造上抜いても大丈夫な柱なのかの最終判断は現場判断になりますが、可能でしたらやりましょう」との反応。
どうやらすべての壁が抜けるわけではないようです。
まぁ冷静に考えると、柱と壁で屋根の荷重を支えてるのでそりゃそうですよね。
確認してもらったところ、抜いてもOKな壁だったので抜いてもらうことにしたわけですが、
前述の通り柱と壁とで家を支えているので、強度としては弱くなる可能性がある懸念はさけられません。
壁を抜いて空間をひとつにしたい…でも地震に弱くなることは本意ではない…
そんなことを考えること数日、たどり着いた結論が「見せる筋交い」でした。
筋交いとは、建物の耐震性を高める斜め方向の部材のことです。
ということで壁を抜いて筋交いを入れてもらいました。
反対側からも。
斜線を描く筋交い。
うーんとっても良い感じ!
部屋が繋がったので広くなったことはもちろんですが、壁を抜いたことで光の通りも良くなって家全体が明るくなったように感じます。
内覧時に受けていたた「ちょっと暗い家だなぁ」という印象が一切なくなったことが、壁を抜いたことの一番の恩恵なのかもしれませんね。
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