突然ですが、我が家の脱衣所は非常に狭いです。
きちんと測った訳ではないのですが、約50年前に作られたその場所は、感覚的には2畳程度?で、脱衣所としての役割のほかにも、トイレへと繋ぐ廊下の役割も担っているためスペースの使い方にも限りがあります。
もともとは申し訳程度についていた洗面台と小さな洗濯機が置かれていたそのスペース。
さすがにそのままではあまりにも使い勝手が悪すぎる上に、娘が大きくなった時に申し訳なさすぎますし、そもそも衛生的にもよろしくないので、このエリアも一新することにしました。
造作洗面台という選択肢
まずはBeforeの確認から
ということでまずはBefore。
約50年という歴史を感じる空間です。
▲こちらが洗面脱衣所への入り口部分。
こじんまりとした洗面台と、上部についているのはミラーキャビネット。古い旅館(というよりも合宿所)にありそうなタイプ。おそらくこのキャビネットは後付けかと思われます。
よく見るとリメイクシートが貼ってあったりして、以前の家主さんもDIYをしながら住まわれていたんだなぁと思うと、大切に住み継いでいきたいと感じたりします。
▲そしてこちらが更に進んだところから見渡したところ。
大きな窓が光をたくさん取り込んでくれるというポジティブなポイントはありつつも、なかなか渋い空間です。
右側に見えるドアの先はトイレ。写っていない右側の鋭角の部分がお風呂です。
(トイレ&お風呂は狭いながらもリフォーム済で、空間に似合わないタンクレストイレや使い勝手の良いユニットバスの新しいものが備えられてありました。※使用少なくほぼ新品)
奥の角のあたりには洗濯機が置かれてたのかなぁなんて思っていたのですが、こうして今写真を見返してみると排水の構造がないですね。洗濯機は一体どこに。。。
抱えた課題と無理難題な希望
冒頭で、一新することに!なんて記していましたが、構造を変更したり増築したりといった大掛かりな改築までは予算がさけなかったので、基本的にはそのまま。
前述の通りトイレとお風呂といった水回りが最新のものだったので(と言ってもグレードが高いわけではないですが)、それらをそのまま活かせるということもありました。
しかしながら洗面台は毎日使うものなので、現代的な使い勝手の良いものが良いところ。
使い勝手の良い洗面台となればやはり以下のようなビルトインタイプのものが真っ先に浮かびます。
清潔感ありますし使い勝手良さそうですし安定・安心のルックスですね。
こういうものをねじ込もうと思えばねじ込めないこともないのかもしれませんが、まぁ現実的ではなく…。
無理に設置しようものなら、通路がなくなります。なにせこの限られたスペースに所持しているドラム式洗濯機も設置しないといけないという難題も抱えていたので。
設置位置をいじるとなると、窓を潰して壁面を作り変えなければならなく、ポジティブ要因であったはずの大きな窓が逆にネックになってきたりもます。
色々と課題がありつつも、
■構造は変えたくない(変えられる予算がない)
■でも使い勝手の良い洗面台は設けたい
■ドラム式洗濯機も置けるようにしたい
というわがままは譲れない。
…もう無茶苦茶ですね。よく設計士さんも対応してくださったものです。
そんな希望を伝えていたところ、設計士さんが大工さんと話をつめてきてくださり、
「作っちゃいましょうか、ここに合わせて洗面台を」
なんていうまさかの展開になったのでした。
と言ったところで、今回はここまで。
どんな仕上がりになったのかは、追って後編に記していきたいと思います。
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