【廃材利用】キッチンの壁に明り取り用の小窓を設ける

廃材の欄間を小窓に変えるリノベーション
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まだリフォームの手を加える前に、この物件を内覧した時に感じた「薄暗さ」。
冬の午後という悪条件での内覧だったことも重なって受けた感想でしたが、(実際住み始めた今はそれほど暗いとは感じていません。)その印象を払拭すべく少しでも明るく感じられるように“採光”というのもリフォームのテーマのひとつでした。
 
具体的には抜ける壁を抜いたり、壁の色を白くしたり、引き戸を擦りガラス化したり。

そんな計画のひとつとして、キッチンの壁となる部分に小窓を設けたいと設計士さんへ打診し、検討をしてもらっていました。

今回はそんな小窓のお話です。

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廃材の欄間を小窓として活用する


小窓を設けるにあたってどんなデザインにしようかと画策していたところ、設計士さんから「素敵な廃材を手に入れました!」との連絡をいただきました。

素敵…?な、廃材…??

最初はちょっと何言ってるかわかりません状態でしたが(笑)、
なにやら解体を進めていた別現場で廃棄される予定となっていた欄間が小窓として再利用できそうなんだとか。

写真を見せてもらうと、なるほど納得な格子状の障子の欄間。
傷もたくさんあって年季の入った格子だったのでそのまま廃棄される寸前だったようでしたが、僕たち夫婦はその古道具っぽさというかアンティーク感というか…そんな雰囲気がなかなか気に入るんじゃないかと設計士さんが廃材置き場から救ってくれたのでした。

その読みは的中し、僕も妻も大興奮。
廃材なので、新たに小窓を造作するよりも遥かに予算削減ができるというところもありましたし、さっそくその廃材を利用する方向で設計をしてもらいました。

廃材小窓の設置を経過とともに

ということで早速ですが、廃材を用いた小窓設置の経過の写真をアップしていこうと思います。

廃材で飾り窓

もともとは引き戸だったところを壁にします。
そしてその壁の部分に小窓(飾り窓)を。
ちなみにちょうど写真を撮っている位置にはシステムキッチンが設置されます。

廃材の欄間を活用

斜めから。

欄間を小窓にリメイク

反対からも。
敷居部分は造作。大工さんの技術が光りますね。

造作敷居1
造作敷居2

こういった構造部分はずっと見てられる…

捨てる欄間を小窓にリメイクする

壁が入るとこんな感じです。
敷居は、上下のみというひとクセあるデザインに。
大工さんにはとても不思議がられました。笑

廃棄の欄間を有効活用


そして、完成した様子がこちら↓

欄間が小窓に大変身

敷居も同系色に着色してもらって、廃材だったはずの欄間が見事に生き返りました。
上下の部分のみの敷居にしたことによって、スッキリとした印象に。
一般的なコの字型にしていたらちょっと野暮ったい感じだったと思うのですごく気に入ってます。
(※設計士さんのアイデア)

ちなみにこの敷居、シェラカップを引っ掛けるのにとてもちょうど良いんです。笑

敷居にシェラカップを引っ掛ける



小窓はもちろん開閉可能です。

欄間再利用の障子の小窓

開けると玄関を感じることができます。笑

夜の小窓

夜、障子越しに明かりが漏れるのもまた良いものです。



古いものならではの魅力(傷や経年変化など)を活かせるのはリノベーションならではといいますか醍醐味とも言いますか。
同じことを新築でやろうとしても、きっと古い部分だけ際立ってしまいそうですしね。

まぁ、新築で思い通りに作れるならそれに越したことはない…なんて思ったりもするわけですが。笑


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