前回の突然のジェットマンへの興奮話は大変失礼しました。
気を取り直して、本日はリノベの記録に戻りたいと思います。
といってもタイトルでほとんど内容言っちゃってるんですけどね。苦笑
↓前回の話とやらにご興味のある方はぜひ
根太と合板のコントラストに魅了されて
さて早速ですが、魅了されたルックスがこちらです。
どーん。
天井を剥がして見えたのは、屋根の裏側(内側)と2階部分の床。
この梁とか根太とか、垂木とか合板とか(名称が曖昧です、すみません)の織りなす“圧倒的なロッジ(山小屋)感”。
この景色にすっかり魅了されてしまいまして。
古民家リノベの事例集などで見かける、天井を抜いて屋根を見せることで開放感をプラスするようなデザイン。
その姿がもともと好きだったこともあって、
この天井裏の風景を見た瞬間に
「え、もしかしてうちでもそんなオシャレな天井にできるのかも…!?」と
テンションが上がったわけです。
↓こんな天井
そんなことを感じたので、なかなか無茶なことを言っているのは承知の上でそれはもうその気持ちをそのまんま設計士さんにぶつけてみました。
すると設計士さんは「うわぁ何言ってんだこいつ…」なんていうようなドン引きする様子は一切見せずに、
冷静にこの家の実情について教えてくれました。
その合板のすぐ上は屋根
それはもう当たり前の話ではあるのですが、
僕のテンションが上った垂木と梁と合板とのコントラストのすぐ上部は
屋根
なんですよね。笑
つまりは雨や風はもとより、夏の直射日光の影響をモロに受ける訳です。
その影響をもっと分かりやすく書くと、
断熱性能ゼロ
ということでした。
言い換えると暑さ寒さにめちゃくちゃ弱いということ。
ましてや我が家の屋根材はあまり分厚いものではなく(どちらかと言うと薄いような気がします)、
また年代モノでもあったことも相まって、特に熱の影響をとても受けそうなので、
あまりオススメはしないということを仰っていました。
(というかやらない方が良いですよというニュアンスだったことを記憶しています。)
ぐうの音もでないほどに正論ですね。
デザイナーズ住宅やデザイン性に振り切ったリノベーションなんかではよく見られるあのオシャンな天井裏が成り立つのは
①気候の地域性 や
②家自体の構造が適しているかどうか、或いは
③我慢
といった要素が重要なのかなぁと解釈しました。(特に③番!)
こういうデメリットとなる点も踏まえてしっかりと希望に向き合ってくれる設計士さんに担当してもらえるのは光栄なことだったなぁと今でも妻と話したりするところです。
では2階がある部分はどうなのか
デメリットを聞いた上でも、まだまだ諦めの悪さを発揮する僕。(おい)
屋根の部分がダメならば、それなら2階がある部分はどうでしょうかとまたしてもして無茶な注文を繰り出してしまう始末です。
↓以下の線を付け加えた部分に2階が乗っかっている構造です。
「屋根に直接かかっている部分が断熱性を損なってしまってダメならば、
直接屋根じゃなかったら良いんじゃないか。」
というなんとも無知とは恐ろしい発言をしたわけです。
(今ならどれほど無茶なことを言っているのか理解できます。)
この熱意(というよりも聞き分けのなさ) に設計士さんも観念したのか諦めたのか、
「そこならまぁ…ちょっと検討してみましょう…」と確かそんなニュアンスの回答をくださいました。
感謝。
…ちなみにこのやりとりを横目にしていた妻は、僕の様子に若干引いていたと記憶しています。
そんな執着が実を結び(設計士さんには多大なる感謝ですね)、
我が家『半分古い家』のアクセントともなるレイヤー感のある天井が出来上がったのでした。
そんな完成の様子はまた別な記事で書いていきたいと思いますね。
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